世にも不思議な病気 アルビノって知ってる?
誰でもきっと、多かれ少なかれ自分の見た目にコンプレックスを感じたり、 悩んだりしているのではないでしょうか。
こんなパーツがあったらいいなあとか、ああいう見た目がよかったなあとか、言い出したらきりがありませんよね?
世界にはその外見に特に個性的なものを持った人々がいるんです。
それがアルビノです
今回はそのアルビノについて紹介していこうと思います。
遺伝子が起こす奇跡
「アルビノ」とは、突然変異や遺伝的欠損で、生まれつきメラニン色素を生成する遺伝情報が欠落し、体毛、虹彩、皮膚などの色が白化してしまう先天性の病気です。
その大きな特徴として、画像の通り、肌の色・髪の毛・目の色全てが真っ白になります。
まさに奇跡と言わんばかりの見た目なのです。
どうやら、その発症確率は2万人に1人程度。まさに、滅多にない珍しい病気なのです。
しかし、色素が少ないせいで視力が弱い、まぶしい、紫外線に弱いなどの症状があるそうです。
見た目とは裏腹に病気を持っている本人にとってはあまり心地の良いものじゃなさそうな気もします。
寿命が短くなってしまう?
先ほど紹介したように、アルビノを持つ人々は紫外線への耐性がないため、健常な人と比べると皮膚ガンになる確率がとても高いと言われています。
さらに40歳以上になると、間質性肺炎や肉芽腫性大腸炎を発症してしまう確率が上がるそうです。
このようにアルビノは単に色素が薄いだけでは無く予測不能なリスクがあるので、寿命は健常者と比べて短くなることはあるそうです。
ただ、アルビノは必ず早死してしまうわけではありません。紫外線対策を徹底して、これから起こりうる病気を早期発見し治療して行くことができれば寿命を伸ばすことだって可能なのです。
人間だけじゃなく動物も?
実はこの病気、人間だけが陥る病気じゃないんです。こちらをご覧ください。
この白いライオンもアルビノを持っており、それゆえにこのような白い体になっているのです。
めちゃめちゃ神々しい!!
本当に神秘的ですよね?神話やファンタジーに登場するような、とても神々しい存在のように見えます。
時に危険に晒されてしまう場合も、、
広大な東アフリカに位置するタンザニアでは、迷信(アルビノの体のパーツが呪術目的で売買されたり、交わることによってエイズが治るといったもの等)があるそう。
現代でも多くのアルビノが危険にさらされているといいます。
2000年以降に殺されてしまったアルビノの数は75を超えるそうです。とてもひどい、、
そのあとも、タンザニア政府は深刻な事態に呪術師の禁止措置をとってはいるものの、その被害はあとを絶ちません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はアルビノについての紹介をしました。
まだ日本ではこのアルビノについての理解が広まってはおらず、虐待や差別の対象になるケースが多々あるそうです。
人々が平等に生きていくためにはこういった理解を拡大し、見た目に大きな差異をもつ人々が心地よく生きていけるようにしなければなりませんね。
気になった方は是非調べて見てはいかがでしょうしか?
以上クリコでした。