意外と知らない!? TOEICとTOEFLの違い
みなさんこんにちは。
日本国内ではさまざまな英語関連の資格試験が実施されています。なかでも有名なテストといえば「TOEIC(トーイック)」と「TOEFL(トーフル)」の2つです。
受験したことはなくても実際に聞くことはあると思います。
これから英語の勉強をはじめようと思っている方、あるいは既にスタートしている方ならば、これらの試験にチャレンジしたいと考えているかもしれません。
とはいえ、TOEICとTOEFL。実際のところ何が違うのかわからない人がたくさんいると思います。
そこで今回はTOEICとTOEFLの違いを簡単に3つ紹介します。
違いその1 試験目的
TOEICとは「Test Of English International Communication」の略。これは英語を実際に使うためのコミュニケーション能力を計るテストです。
試験はリスニングとリーディングの2つに分かれており、主に日常会話や会社などで使うビジネス会話が出題されます。
日本では英語重視をする外資系企業や大手企業などでこのTOEICスコアを求められる場合があります。
一方TOEFLは「Test Of English as a Foreign Language」の略。日本をはじめ、英語を母国語としない国の人たちを対象に実施されているテストです。
TOEFLは海外留学のための試験で、日本の各大学で留学の際に実施されていますよね。アメリカやイギリス、オーストラリアなどの教育機関において入学・卒業の基準として用いられています。
よって試験も文法や語彙などの大学入試のような試験となっていてTOEICとはまた別の勉強方法が必要です。
まとめると、TOEICは社会人になった時に仕事で活かしたい、外国人と会話したい人のための試験で、TOEFLは留学した際に海外で不自由なく生活をするように必要な試験なのです。
違いその2 試験時間
TOEICの試験時間は2時間。リスニングテスト45分(100問)、及びリーディングテスト75分(100問)の合計200問。990点満点で構成されています。
試験中に休憩する暇もなく、45分のリスニングテストが終了したらそのままリーディングテストへと移ります。
これに対してTOEFLの試験時間は約4~4.5時間。TOEFLの試験は4つのセクションで構成されています。
試験前半はリーディングテスト60~80分とリスニングテスト60~90分。10分の休憩を挟んだのちに、後半はスピーキングテスト20分とライティングテスト50分(Integrated Task 20分、Independent Task 30分)が行われます。
長時間にわたるテストを行うTOEFLでは忍耐力と集中力が求められます。なのでしっかり準備しないと試験で良い結果を残すことは難しいと思います。
違いその3 試験形式
TOEICとTOEFLでは内容、時間とともにその形式も異なります。
TOEICはマークシート方式。試験当日には問題用紙と解答用紙が配られます。会場で音声を聴いたり問題用紙を読んだりして答えを選び、解答用紙にマークします。紙とペンを使う一斉試験です。
対してTOEFLは試験会場にパソコンが用意されており、それを用いてテストが行われます。
受験者は頭にヘッドセットを装着して全セクションの試験を受けることになります。さらに重要なのが、スピーキングテストも対面ではなく、ヘッドセットのマイクに向かって喋る録音形式。
さらに会場にチェックインした順に試験を始められるIBT試験なので、遅刻する心配もありません。
まとめ
いかがだったでしょうか
これから英語の試験を受ける時に参考にしてみてください!